効率重視の英語学習

「英語力をつけたい」と思ったとき、よく話題に上がるのが、たくさん聞くこと、たくさん読むこと、そして楽しく続けることです。もちろん、どれも大切です。
ですが、限られた時間の中で、できるだけ効率よく英語力を伸ばしたいと考えたとき、土台として欠かせないのが文法学習です。

小学生の英語学習では、「文法はまだ早い」「小学生に文法はタブー」と言われることもあります。
けれど実際には、小学生でもやり方を工夫すれば、文法に十分取り組むことができます。
むしろ、早い段階で英語のルールを理解しておくことで、その後の学習がぐんとスムーズになると感じています。

小学生に文法学習は本当に向いていないの?

「文法」と聞くと、難しい用語を覚えたり、複雑な問題を解いたりするイメージを持たれがちです。
そのため、小学生には負担が大きいと思われることがあります。

しかし、問題なのは文法そのものではなく、教え方です。

大人向けや中学生向けのように、「主語」「述語」「三人称単数」「現在完了」といった用語を並べて説明すれば、小学生には難しく感じられるでしょう。
ですが、英語を「ルール」としてやさしく整理して伝えれば、小学生でも十分理解できます。

小学生に必要なのは、専門用語ではありません。
わかりやすいルールとして英語を理解することです。

効率重視の英語学習で大切な2つのポイント

効率よく英語力を伸ばすために、文法学習では次の2つがポイントになります。

1.難しい文法用語を使わずに、英語のルールを理解する

小学生にとって大切なのは、まず「英語には語順や形のルールがある」と知ることです。
英語は日本語と違い、言葉の並び方や形に決まりがあります。そこを理解できると、丸暗記に頼らずに学べるようになります。

たとえば、

I play tennis. (私はテニスをします。)

英文を見て、「英語と日本語では言葉の並び方が違うんだ」と気づけること。
これが、ルールを理解する第一歩です。

難しい言葉を減らすことで、子どもは「英語ってわからないもの」ではなく、
「ルールがわかれば使えるもの」と感じやすくなりますし、
この感覚が、学習を前向きに進める大きな力にもなります。

2.理解したルールを、使えるようにする

ルールを理解するだけでは、英語力は身に付きません。
大切なのは、理解したルールを自分で使えるようにすることです。

英語学習では、

  • ルールを知る
  • 例文で確認する
  • 自分で言う・書く
  • 少し形を変えて何度も使う

この流れがとても大切です。

つまり、文法学習とは「説明を聞いて終わり」ではなく、使える形まで練習することなのです。
ここまでできて初めて、英語は「わかった」から「できる」に変わります。

文法を学ぶと、英語学習全体がラクになる

文法を土台にすると、英語学習はとても効率的になります。

なぜなら、1つのルールを理解すると、たくさんの英文に応用できるからです。
毎回すべてを暗記しなくても、「この形ならこう言える」と考えられるようになります。

たとえば、過去の言い方を学べば、

  • I played soccer.
  • I watched TV.
  • I visited my grandmother.

のように、いろいろな文を作れるようになります。

これは、単語をただ覚えるだけでは得られない力です。
単語とルールが結びつくことで、使える英語が増えていくのです。

特に、勉強時間に限りがあるお子さまや、効率よく力をつけたいご家庭にとって、文法をベースに学ぶ方法はとても相性がよいといえます。

小学生だからこそ、やさしい文法学習が効果的

小学生の時期は、吸収力が高く、素直にルールを受け入れやすい時期です。
このタイミングで、「英語にはルールがある」「そのルールを使うと伝えられる」という経験を重ねることで、英語への苦手意識が生まれにくくなります。

大切なのは、年齢だけで「まだ早い」と決めつけないことです。
小学生でも、内容をやさしく整理し、段階的に進めれば、文法学習は十分可能です。

そして、ただ知識を増やすのではなく、実際に使えるところまで導いていくことが大切です。

まとめ

効率よく英語力を伸ばしたいなら、文法学習を中心に据えることはとても有効です。
「小学生に文法は難しい」と思われがちですが、それは難しい言葉で教えようとするからです。

ポイントは次の2つです。

1.難しい文法用語を使わずに、英語のルールを理解すること
2.理解したルールを、実際に使えるようにすること

この2つを大切にすれば、小学生でも無理なく、そして効率よく英語力を伸ばしていくことができます。

英語をただ覚える勉強にするのではなく、
「ルールを知り、使えるようにする学び」に変えていくこと。
それが、将来につながる本当の英語力を育てる近道となります。